韓国モッポの崩壊


横井技術士事務所
技術士 横井和夫


 四月三日、韓国モッポのマンション駐車場で突如陥没が発生したという報道。メデイアでは陥没と称していますが、これは盛土のすべりです。おそらく駐車場は、マンション建設で出てきた土砂で埋め立てられて出来たのでしょう。その末端はのり面になっていたはず。その末端を掘削したものと思われます。どのような支保工をしていたのかは、この写真からは判りません。下の写真はJNNのものでマンション側から崩壊部分を撮ったもの。

 
写真1 JNNによる

 下の写真2は韓国メデイアのもので、上とは逆のアングルでとっています。駐車場の背後(写真右端)に、後ろに傾いた何やら構造物らしいものがあります。十字に柱か梁の様なものが入っています。一番下には何やら基礎のような柱のような、白い突起があります。これがマンションでしょうか?マンションだとすれば、写真2は1に比べ、タイミングは少し遅れているかもしれません。何故なら筆者が日テレニュースで最初に見たときは、背後のマンションは確かに真っ直ぐ立っていた。処が写真2を見ると、マンションは明らかに傾いています。写真はワイドで撮っているかも知れないが、マンションの柱の線と、背後の建物の屋根の線を比べると、マンションが傾いているのは疑いようがない。このマンションには基礎は入っておらず、その内倒壊するでしょう。なお、韓国では、軟弱地盤でも基礎を作らずに高層建築をする習慣があるらしい。


写真2 某韓国メデイアによる

 背後の構造物をマンションだと仮定し、この崩壊を素直に描くと、下図のようになります。これは単純な陥没や崩壊ではなく、本格的な地すべりになってしまいます。


写真3

 処が問題はこれだけでは済みません。写真2を掲載したサイトには掲示板があり、それを見ると、やれこれは全羅道の業者がやった工事だとか、全羅道特有の現象だとか、全羅道なんかこれと同じ様に沈んでしまえ、とか、全羅道悪口だらけ。誰がこんなカキコミをしたのでしょうか?当たり前だが今の韓国大統領と同じ慶尚道の連中でしょう。
 ここから云えることは一つ、韓国は一体ではなく、地域間対立が今なお続いており、経済格差もあって今後広がる事はあっても、埋まる事はないでしょう。
(14/04/06)