H15台風11号による芥川の増水

 平成15年7月、高槻も台風11号の豪雨域に入り17日は朝から雨。降雨強度は大したことは無く、時間降雨量としては10~20ミリ程度。ただ継続時間が長く、朝から翌日朝まで約20時間近く降り続く。と言うことは累計降雨量は約300~400ミリに達することになる。近年にない大雨だ。
 夜半、いきなりサイレンが鳴って、防災無線だろうか「・・・が発令されました、・・・・」と何か云っているのだが、雨音の方が大きく、なにを云ってるのやらさっぱり判らない。サイレンを鳴らすぐらいだから水位も危険水準まであがったのだろう。なお、台風11号自身は岡山県中部を通り、近畿特に大阪府は暴風圏には入っていない。雨が降り出したのは台風が日本海に抜けた後。それにも拘わらず何故こんなに長時間雨が降り続いたのでしょうか?それは台風11号が引っ張ってきた強い雨雲です。これはこれまでも天気図なんかで判っていた。それと台風11号の動きが遅いことです。この二つが相互に作用して、近畿中軸部に長雨をもたらしたのです。
 写真は翌日のもの、川の水位は大分下がっています。


   城西橋より上流の芥川
の状況
 
  芥川を渡るガス管橋。柱に
引かかっている 雑木から、
ピーク水位はこのレベルま
で上がったことが判ります。
   
   城西橋より下流の状況