軽井沢バス転落事故



 43KP(キロポスト・・・道路管理距離呈)付近まではまともな速度。ところが44KP付近からいきなり超スピードオーバー。しかし、ブレーキ部品に異常はないという。と言うことは整備に問題があるのか?
 バス運行会社はこれで大型バス事業から撤退すると云っている。と言うことは、元々この事業に大きく投資する気はなかったということだ。
 運転手が契約なら、バスだってリースの可能性がある。おそらくそうだろう。あんなでっかいモノを保管できる場所や人員を確保出切る会社はそう多くはない。2000年の規制緩和で雨後の筍のように出来た中小運行会社は、みんなリースでやる。そして儲けるのがリース会社。その仕掛け人がオリックス宮内と竹中平蔵。
 通常リース商品はリース会社がメンテナンスをするので、特別な技術を要するものでない限り、運用会社が一々点検することはない。バスは既に汎用製品になっている。誰もチェックしない。
(16/01/21)


 本日未明軽井沢で起こったバス転落事故。ネット画像を見ると、事故地点は外カーブでかなり際どい線形を使っているように見えた。しかし昼のワイドショー画面を見ると、カーブの曲率や勾配はそうでもなく、標準の範囲内に入っている。又積雪路面凍結の影響も考えられない。
 道路にブレーキ痕があったことから、運転手は何らかの異常に気付き、とっさの対応を採ったと考えられる。と言うことは運転手の健康状態に対する疑いはあまり根拠を持たないことになる。ゲストの誰かが動物の疑いは、という疑問をなげかけたが、番組では無視されてしまった。しかし、その他の要因を考えると、これはあり得る話なのだ。
 例えば狐や猪・・・・これらの野生生物は元々夜行性だ・・・が突然バスの前を横切ったとき、運転手はとっさにブレーキを踏みハンドルを切る。道路が直線なら問題はないが、カーブしていたために、元々遠心力が懸かっている。そのためバスが安定を失ってしまうという可能性だ。
 1月という時期は、本来これらの野生生物は冬眠しているはずだ。しかし今年はエルニーニョの影響で近年にない暖冬だ。そこで狐や猪が、春と勘違いして出てきた可能性だってあるのだ。
(16/01/15)