火星のプレートテクトニクス

 これがNASA のキュリシテイーが送ってきた、火星表面の写真です。NASAはこの写真(だけでは無いでしょうが)に、火星表面物質はハワイと同等だ、写真の小石から火星に川があった、と発表しています。火星表面物質がハワイと同じ玄武岩物質だったのは、何も今回の探査で判った訳ではない。ズーット前から、みんなそう思っていたし、様々な情報もそう伝えている。小石が川の跡というには、この写真はいささか証拠としては弱い。川の跡と言うのなら、水流が作る模様が無くてはならない。それがこの写真にはない。小石の角を削るだけなら、風でもできる。



それより筆者が興味を覚えたのが、火星表面に残された岩片の形である。これにはある規則性が見て取れる。それを示したのが下の画である。これには、図の右上ー左下に伸びる(a)系列、これに斜交する(b)系列、更に斜交する(c)及び(d)系列、がある。この規則性及び形成過程が水流で説明出来るだろうか?

 かつて火星に人類のような知的生物がいて、地球並みの文明を作っていない限り、この様な形状は自然が作ったものと考えられる。ではこの規則性は誰が作ったものだろうか?(a)、(b)系列は現在地球の地質学では「断層」とされるだろう。それは、現在の我々地球民が知る限り、プレートテクトニクス以外に考えられないのである。そして火星でこういう構造が見られると云うことは、かつて火星でも地震があったということに他ならない。