厳島から錦帯橋へ

 去る11月14日、家族で安芸の宮島(厳島神社)から岩国方面へ観光にいってきました。外人の多いのは何処も同じです。


   宮島口港のJR西日本埠頭。昼前ですが早くもこの人出。画面中央遠方はJR西のライバル会社(松大汽船)のフェリー
   宮島口港で何やら工事をしています。護岸のケーソン工事でしょうか?
  ライバル会社のフェリー。こっちのほうがJRより新しくてスマートのようです。 
  フェリー船上から見た大鳥居。背後は厳島神社本殿。船が揺れてているので、いささか画面も傾き画質も悪い。 
   厳島から見た本土の風景。市街化が凄い。山の中腹の白いビルは何でしょう?
  今の厳島名物は神社より野生鹿です。奈良公園と違って車が通らないから、やりたい放題。  
 
   厳島のシンボル、海上の大鳥居。海洋漁労民族と云えば聞こえは良いが、所詮は広島やくざの祖先、海賊の寄進物。
  同上 
  千畳閣と五重塔 
   正面拝殿。外人観光客が多かった。言葉はフランス語や何処だか分からないスラブ系言語、韓国語その他色々。
   豊臣秀吉が作ったと云われる能楽堂。他の建物は神社だから丹塗りで真っ赤っかだが、ここだけは渋い灰色。なんとなく禅寺風で、やや異質な空間。
   能楽堂の正面。
   神社から隣の資料館地区へ行く途中の切通し。かなり古いもので、多分全体が人力施工。右の尾根の先は海ですが浜もあり道路もあるので、何のためにこんな切通しを作ったのかよく分からない。
 無駄な公共事業は何時の時代にもあったのである。
   昼食時になったので名物の「穴子飯」を
   宮島の地ビール「宮島ビール」。330mlで660円と少々お高いが、ラガーに比べ、コクがあってうまい。
 豊臣秀吉の寄進で建てられた「千畳閣」。神社の中なのだが、仏教的な造りが特徴。
   「千畳閣」の中。船の置物が多いが、これは芸予灘の漁師(というか海賊)の寄進によるもの。
   厳島を出て、岩国に向かいました。定番の「錦帯橋」。
 下を流れるのは錦川。20年ほど昔に「錦川総合開発」関連のトンネル設計で、遥か上流に行ったことがあります。その時、山を見た感じは「これは外帯やあー」です。つまり地形が、外帯の御荷鉾ー三波川帯にそっくりで、内帯では異質なものだったのです。
 山口県西部の基盤岩は秋吉帯や三郡変成岩のあ古生界、美濃帯に属するジュラ紀玖珂層群、それを貫く花崗岩類などですが、錦川上流には錦層群という特異な地層が分布します。これはペルム系とされていますがよく分かっていない。
 わたくしはこれは何処か他所からやってきて、基盤の玖珂層群などの上にナップで押し被さった異地性岩体ではないかと考えています。
   錦川対岸の山頂に立つ岩国城。但し昭和37年再建のよし