世田谷ラジウム騒動(ホットスポットの怪)・・・・この馬鹿々々しい大騒ぎ
技術士(応用理学) 横井和夫 横井技術士事務所
これは「東北太平洋地震ー福島原発問題」から、ホットスポット・世田谷ラジウム騒ぎに関するものを抜き出したものです。大騒ぎした東京都民には嫌みでしょうが、真実は常に耳に痛いものです。全文はここを参照
まあ、はっきり言えば、何でも大げさに騒ぎたがる東京アホ住民のアホ騒ぎ。これに輪を掛けるのが、原子力学者という無能連中。彼等の無能振りは福島事故で証明されているが、それにも懲りず、今度は”ホットスポット”などというタワゴトを騒ぎ立てて、金儲けに奔るのだ。馬鹿に付ける薬は無いの典型。間違いないのは、ホットスポットじゃ何じゃといって騒いでいるが、放射能レベルでは何の影響もないということ。
福島県二本松市のマンションで、放射能に汚染された採石が使われていたことが判明。しかし、強度は0.2〜2μSv/hと大した値ではない。この程度なら、温泉や火山の中心地に行けば幾らでもある。世田谷ではこれより桁違いに大きい放射能強度で、何10年も住み、ぴんぴんしている例がある。適当な放射能下では、却って細胞が活性化するので元気になる。冬でも暖かく、ニキビも出来ず、怪我も直ぐ治る、黴も生えない健康マンションだ。風呂など天然温泉だよ。こういうことを云うから、人から嫌われるのでしょうか?
(12/10/17)
福島から環境省宛、土を宅急便で送りつけたアホがいる。放射線強度は0.18μSv。何の問題もない。ところが、環境省はそれを職員の庭に捨てたらしい。何故こんな馬鹿なことをするのか?環境省としては、証明書を付けて、送り主にそのまま送り返せばよいのである。
(11/11/17)
川崎市でも東北瓦礫持ち込みに対し、根も葉もない放射能汚染を問題視して、市役所に抗議するアホが大勢いるらしい。慎太郎じゃないが、何故日本人の知性とか道義がここまで劣悪化したか?それは70年以降の新左翼運動が起源であり、それを煽ったのが団塊全共闘のアホどもなのだ。その中に管直人や仙谷など親中派がいる。それだけじゃなく、ある時期から理科教育が無視されるようになっている。特にゆとり教育の弊害が酷い(判らないから止めとこうとか、教えられる教師が少なくなったから止めとこうとか、教育行政が安易に流れる傾向が強くなった)。
(11/11/06)
東京都小金井市長が他市へのゴミ処理委託料を「無駄使い」だと発言して、その責任を取って辞職。しかし、この市長、市長選の中からこういう発言をしていたらしい。ではこんな馬鹿発言をするアホ市長を選んだ小金井市民の責任はどうなんでしょう。
慎太郎は、岩手県産瓦礫の東京都搬入について、都庁に舞い込む抗議メールに対し「日本人が堕落した証拠」と怒ったらしい。筆者は慎太郎は大嫌いだが、これだけは同感する。小金井アホ市長を選んだ小金井市民こそ、・・・今あちこちで放射能ホットスポット探しに徘徊している野良犬反原発派と同じ・・・日本人知性堕落の証拠。
(11/11/05)
世田谷ホットスポットは(思った通り)またもやラジウムでした。これで世田谷の地価が下がるのか?それとも、世田谷ラジウム健康ランドで一儲けするか? 前の民家前の道路も今度のスーパーも、戦後の区画整理で出来た筈。整理以前の地図を見れば、この辺りに昔何があったかが判る。その結果、他にラジウムが埋まっていそうな場所が見えてくる。なお、下町にも軍需工場は沢山あったから、この方面も注意したほうがよい。
今度は伊勢崎市が国の規制値(0.23μSv)でも除染すると発表。全く無知というものは恐ろしい。0.2μSv前後の値なら、自然放射能で何処にでも出る。無知は無駄なり。除染費用を市民に請求した方がよい。
(11/11/02)
やっと始まった世田谷のスーパー高線量掘削。こんなもの何をモタモタしているのでしょう?オーガーでボーリングをやればあっと云う間に終わってしまう。現場の調査法を知らない放射線屋が仕切っているからもたつくのか?我々に任せればあっというまだよ。
(11/11/01)
謎の世田谷スーパーホットスポット事件。農薬説が出ていますが、ワタクシ自身はどんな農薬が、放射性物質を含むか知らない。硫酸カリウム系の農薬だろうか?
(10/10/30)
東京世田谷で又々110μSvという高放射能を検出。110μSvという値は生半可な値ではない。またもやラジウムの所為か?ホットスポットと言っても、その原因には色々あるのだ。
(11/10/29)
筆者は韓国料理などという乞食料理は食いませんが、富山の焼き肉屋で起こったユッケ食中毒で又一人、死亡したらしい。何故こんな事になるか!生肉出荷段階での処理が間違っているのである。生肉も牛乳・卵に倣って、出荷時に放射線(RI)で滅菌すればよい。味も栄養も全く変わらない。処が、こんなことを云うと、放射線と放射能を勘違いし、放射線にあたかも、ばい菌でもついているかのようなことを云う、自然環境保護主義者とか、消費者団体とか三流学者が出てくるから困るのである。あの小宮山という大臣など、その先頭だろう。
(11/10/24)
千葉柏のホットスポットでは、地下0.3mから2.76×105ベクレル/s、地表で1.57×105ベクレル/sという放射能強度が検出された。核種は主にセシウムで、組成から福島起源の可能性大とされる。処が、福島から直接風に載ってやってきたとすれば、不思議な点がいくつかある。
1)高放射能帯が半径1mそこそこと、極めて狭い範囲に限定されている。
2)報道写真によれば、現地は関東平野ではごく普通の台地で、特に水が集まる状況とは見えない。
(追記) 10/25に文部科学省が現地を掘削調査し、当該地点脇の側溝の破損部からの浸水によるものと結論付けました。しかし、筆者はどうも割り切れない。側溝からの浸水なら、そんなもの柏市で直ぐに判る。なにもわざわざ文部科学省までもっていく必要はない。対策も柏市・千葉県レベルで解決出来る。 柏市は関東平野な南部に位置し、所謂関東ローム層と呼ばれる火山灰質層が広く分布する。この地点もその一部であることは、左の写真から顕かである。このローム層は本質的には火山灰が凝固したもので、透水性は結構高い(だから多摩ニュータウンなどで浸透式調整池が使われるのだ)。つまり、水が浸透しやすい性質を持っている。側溝からの浸水なら、浸透水は周辺全体に拡散する。従って、汚染部が狭い1地点に集中するのは考えにくい。もっと他の原因があるはずだ。 (11/11/02) |
東京都足立区のある小学校の一部で最大3.99μSvという放射能強度が測定されたことが、別のホットスポットとして話題を呼んでいます。しかし、他の場所では1桁小さい値になっている。ではこれがどの程度のものかを見てみましょう。
まずホットスポットの定義だが、これがよくわからない。インターネットで「ホットスポット」を検索してみると、色々出てきて、何でもかんでもホットスポットになるみたいだ。中には、使用した計測器に"H"と表示が出たから、ホットスポットと思いこむものもいる。つまり、”ホットスポット”とは、一般的に認められる共有概念ではなく、測定者の主観によるものらしい。放射能強度は場所によって倍半分で変化する(短距離で変化する事をあまり判っていないらしい)。後で述べるが、同じ地域でも場所によって、数倍の差が出るのは当たり前。決して何処でも同じ値ではないのだ。その例を眺めて見る。
筆者は昔は放射能探査に関係していたことはあるが、今では殆どやっていない。現役時代の資料も殆ど散逸してしまった。しかし僅かだが生のデータもあるので、それを使ってみる。但し古い資料で、測定値もmR(レントゲン)とかμRというSI以前の単位なので、次式でSI単位(シーベルト)に換算する。
H=L・D
H;線量当量(Sv)
L;線質係数
D;吸収線量(Gy)
放射線はγ線の時、L=1。つまり、吸収線量はそのまま線量当量(シーベルト)に変換される。放射線量をR(レントゲン)とすると吸収線量は次式で与えられる。
D=8.77*10-3R
これにより、筆者が持っているデータで吸収線量を推定してみる。結果は以下のとおりである。
場所 | 測定値 | 備考 |
1)兵庫県有馬温泉北部の郊外 | 10〜20μR→0.09〜0.18μSv(マイクロシーベルト) | 有馬温泉北部での温泉開発計画の一環(1988) |
2)兵庫県湯村温泉周辺一帯 | 周辺山地で15〜20μR→0.13〜0.18μSv 泉源地帯で5〜10μR→0.04〜0.09μSv* |
兵庫県北部での地熱探査の一環(1985) |
3)黒部渓谷 | 10〜25μR→0.09〜0.22μSv | 黒部地域での地熱探査の一環(1982) |
*泉源地帯で放射能強度が下がっているのは、この付近は遊歩道整備や河川改修により、地表面が遮蔽性の高い石材で被覆されてしまったためと思われる。
上で挙げた地域は、白亜紀以後の新しい花崗岩が露出(黒部)しているか、浅い位置にある位が共通しているだけで、地質的には特に変わったところではない。温泉地帯だが、非火山性で北海道や東北・北関東・九州の火山性温泉に比べれば、成分その他に置いて比較にならない。それでも放射能強度は、0.2μSv前後あり、所謂ホットスポットと云われる地域とオーダーとして変わらない。だから、ネットで溢れる情報のように、ホットスポットの放射能が全て福島由来とする論には疑問を感じざるを得ない。
上の表を見るとおり、同一地域でも、2〜5倍近い差が出ている。これらの地域は、都市郊外で、放射能を発生する人工施設は存在しない。無論福島など何の関係もない。従って、この差は主に”地下の物質分布の差”に由来することは顕かである。”地下の物質分布の差”とは主に、1)地下水分布の差、2)地下の地質構造が挙げられるが、特殊なケースとして、3)人工的な原因がある。
1)地下水分布の差。水も又遮蔽材の一つだから、それが測定値のノイズになりうる。
2)地下の地質構造が測定値に与える影響としては
(1)岩盤(特に放射性物質を含む花崗岩質岩)の深さ。
(2)岩盤中の断層破砕帯や岩脈の有無。
3)人工的な原因としては、過去に何らかの理由で放射性物質が、地下に埋積されたケースが挙げられる。
足立区の小学校で測定された3.99μSv(誰が測定したかは問題になるが)という値は、これが真実なら自然由来とするには高すぎる。一方、測定個所が水はけの悪い機械室の横だったと言うのも、単に雨水が溜まっただけで、一桁違うレベルまで濃集するのか?これも疑問。東京、特に下町の公共施設(公園、学校)は工場跡地を転用した例が多い。工場跡地利用の環境対策が義務付けられたのは、昭和50年代の後半以降。30〜50年代前半では、そのまま何もせずに覆土してハイ終わり、というのが圧倒的。工場で何を使っていたのか判ったものじゃない。
今回のような案件では、敷地の過去から遡って調べていかなければならない。陥没調査も同じ。只、これが普通の物理/化学屋には出来ないのだ。
(11/10/21)
世田谷放射能についてもう一言;ラジウムがいつ頃からこの古屋に残置されていたか判らないが、終戦直後からの可能性もある。ラジウムは蛍光塗料の原料だから、航空機の計器や飛行機パイロットの時計には無くてはならないものだった。つまり軍需品だったのである。敗戦必至となった時点で、軍事機密の組織的陰匪が行われた。その一環として、ラジウムが民家地下に埋蔵された可能性はある*。もしそうだとすれば、この古屋は66年に渉って放射線をまき散らしていたわけだ。その屋外放射線レベルは、現時点で2.7μSv/hという決して低くない値(3.5μSv/hという情報もある。みんな民間シロート情報だから、何処まで本当か判らない)。昔はもっと高かった筈だ。家の中では、30mSv超というけた外れの放射線量が観測されている。住人や周辺住民は、それらを何10年にも渉って浴びている。しかし、何か障害があったという情報はもたらされていない。何故か?これは新たな解決すべき問題である。「よかった、よかった」で済ませてはならない。
他のホットスポットも似たり寄ったりではなかろうか?誰かが、大声を立てる、それをマスコミが騒ぎ立てる。これに対しマスコミヨイショ学者がそれらしい理屈付けをやる。これらが相乗効果を産んで、騒ぎが段々大きくなる。誰が一番儲けるのでしょうか?当たり前ですが、マスコミと出版社。今、本屋を除けば反原発本だらけ。何も判らなくても反原発本を出せば、売れるのだ。ホットスポットも、マスコミの営業戦略にはまって、行き場がなくなってしまったのではないか?
*終戦末期には陸軍は理研、海軍は京大に委託して核兵器開発に乗り出していた。このラジウムもその一環とすれば面白い話しにはなる。なお、この後に及んで、未だ陸海軍が縄張り争いをやっていた。だから戦争に負けたのだ。
(11/10/16)
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」。東京世田谷弦巻のホットスポットの正体は、古屋の床下にあった瓶と判明。この話しを昨夜のニュースで聞いたとき、多分瓶の中身はラジウムだろうと思ったら、本日やっぱりそうだった。問題はラジウムが何処から来たか?なのである。ラジウムは所謂ラジオアイソトープ(RI)の線源として用いられる。これをよく使う業界としては、医療関係、非破壊検査関係、計測関係、他に蛍光塗料とか、食品業界(特に滅菌によく使う。今の卵や牛乳が腐らないのは、出荷段階にRIで滅菌処理をするからで、冷蔵庫が普及したためではない)。ラジウムが大量に見つかったということは、「危険物取り扱い取り締まり法」違反の疑いが濃厚なので、今後は警察マターになる。いずれにせよ福島由来でないことは明らかだ。他のホットスポットも似たようなものではないか?
他にホットスポットを作りそうなものを挙げてみよう。
*この人物、実は政府の原子力安全委員会委員だったのだ。つまり、原発推進派。確か、福島事故が起こった当初は、テレビで「大丈夫、大丈夫」と言いまくっていた記憶がある。ところが世間で反原発派が強くなると見るや、途端に態度を変え、テレビでは反原発コメント、おまけに反原発本を出版して(中身は驚くほどお粗末)、シッカリ稼いでいる。こんなコウモリ野郎が安全委員をやっていたから、福島原発は壊れたのだ。
(11/09/26)