不可解な金の動き 匿名希望
緑窓会報その他の決算報告に基づいて金の動きを追いかけてみます
1、総予算
事業予算計画が示されていないことや、あったところでその通りに執行されているかどうか判らないので、これまでの支出状況から総予算を抑えてみる。
会報NO45(2003/8/30)によれば各専門部支出」(2003/1/31)は以下の通り
(単位千円、端数切り捨て)
総務部 | 2,042 |
財務部 | 8,790 |
記念事業部 | 130,018 |
式典部 | 99 |
広報部 | 398 |
記念誌編集委員会 | 14447 |
支出計 | 155,800 |
財務部というのは本来、金を集めてくるのが仕事のセクションなのだが、それが880万円という突出した額を使うのは一般感覚として解せない(この内容も精査を要する)。それは別として、記念事業部13,000万円が会館建設で支払われた額である。その他の経費は今後大きく増えることは無いはずなので、総支出額から13,000万を差し引いた、2580万がその他経費になる。これに会館建設予算2億円を加えた、22、580万円が事業総予算になる。
2、決算状況、予算対比
(単位千円、端数切り捨て)
摘要 | 収入 | 摘要 | 支出(A) | 支出(B) |
募金(2003/1/31) | 116,000 | 竹中工務店(2003/1/31) | 130,000 | 132,000 |
追加募金(2003/7/20) | 13,000 | 竹中工務店(2003/7/20) | 13,000 | 13,000 |
その他 | 42,000 | その他 | 25,800 | 25,800 |
計 | 171,000 | 計 | 168,800 | 170,800 |
予算対比 | △54,800 | △57,000 | △55,000 |
(注);ここで支出(A)は、2003/1/31時点での竹中工務店支払い額を会報NO45による数字、(B)は同じく2003/5での追加募金要請書にあった数字。又、2003/7/20での支払い額は追加募金を全額竹中工務店に支払ったとした。
3、検討
一方会報NO45では2003/7/20時点での未払い金は5,900万円になっている。支出(A)とは200万、支出(B)とは400万円の差が出ている。これは何処へ行ったのか。又、会報NO45では、2003/1/31時点での未払い金は7000万(支出(A)に相当)になっている。とすると、1,300万円の追加募金に対し、1,100万円しか支払っていないことになる。残りの200万は何処へ行ったのか。内部留保ならその旨決算書に記載しなければならない。いずれにせよ、200万(或いは400万)の金が行方不明なのである。まさかこれが誰かの運転資金に消えた、とは思いたくないし、いずれ役員会は明確な資料を公表すると期待する。 以上
以上は2003/7/20までに公表されたデータに基づいています。それから先はどうなっているのか判りませんが未払い金が減っておれば幸いです。
そうですね、行方不明の200万だか400万だかは、税金を払わなければならないと云っていたので、その分の内部留保かも判りませんね。それならそうと決算報告書に記載すべきですね。それとたったこれだけで税金が払えるのですかね。募金が頭打ちになっているのに、竹中への支払い金だけが、棒を飲んだように2億で固定化されているのも解せません。竹中だって民間企業だし、たかが土建屋の分際なんだから、値切り交渉をすれば応じると思うし、それをするのが役員の義務でしょう。それをしないのは、裏に何かあると思われても仕方が無い。要するに役員が素人の集まりだから、やることなすこと後手後手にまわり、問題をややこしくしているのだと思います。 (横井 記)