橋下と維新・・・・このミニモンスター


経済同友会会長が、橋した八策を「寄せ集めで、一貫したものがない」と批判。やっとまともな意見が出てきました。当たり前だよ。メールとツイッターでこれは良さそうと思ったのを、つまみ食いしただけだから、ろくなモンじゃない。
 それに対する経団連はどうなのか?(日本をファッショに売り渡すのか)一向にはっきりした姿勢が見えない。かつて、ナチ台頭時のドイツ財界と同じだ。
(12/03/17)

東京都や大阪府では、卒業式で教師が君が代口パクをやっているかどうかを、チェックしているらしい。悲しくなりますねえ。これ、ジョンイルの葬式で北朝鮮特務が、市民が本気で涙を流しているかどうかをチェックしているのと同じ。国民・市民を信頼出来ないアホ独裁者という点で、ジョンウンもシンタローもトオルも共通している。大阪は都になった途端、北朝鮮状態になるでしょう。北朝鮮になりたく無くなかったら、それなりの意識は持つべきです。大阪府民並びに日本国民へ。
 云って置くが、君が代なんて陰気な唄を謳っていたから戦争に負けたのだ。君が代主義者こそ敗北主義者、日本敗戦主義者である。今や21世紀、もっと元気の出る、戦争に勝てる国歌を創るべきである。なお、現在の皇統問題と「君が代」が矛盾を生じる可能性が高い。その時、橋した、石原のような君が代主義者や、その下請けの東京都・大阪府教育委員会は責任をとれるのか?
(12/03/14)

橋したと維新が、前回の市長選で大阪市交通局労組が選挙期間中に平松支持ビラを撒いたとして、公選法や地方公務員法違反で同労組を刑事告発すると息巻く。まるで鬼のクビをとったかのようなはしゃぎようだ。確かに法違反かもしれないが、ビラ配りと現金供与とでは悪質性が全く違う。今回の場合は只の不注意ということで、告発は受理されないか、又は受理されても不起訴になる可能性が高い。仮に起訴されて裁判になっても、精々罰金程度。わあわあ騒ぐようなレベルではない。5年前のコイズミ郵政選挙のおり、素人の刺客候補を立てたところ、運動員も素人だから公道上にポスターを貼ったり似たようなことは一杯あった。しかし、警察は注意するだけで検挙した例は一つもない。それどころか、昔は選挙期間中の投票依頼を、役所自身が業者を使ってやってきたのだ。警察も例外ではないだろう。もし裁判になって、被告側がそういうことを暴露すればこれこそやぶ蛇。
 しかし、橋したは40にもなって全くの子供だね。私ならこの件が露見した段階で労組トップを呼び、「今回はみのがすが、以後気をつけるように」と注意を促し、次いで「民営化の件だが、君は悪いようにしないから、ついては労組対策を君に一任する」てな甘い話しを持ちかけ、相手の抱き込みにかかる。実はこれ、JR東日本が動労松崎を抱き込んで、労組潰しをやった手口で、別に珍しくも何ともない。敵をして味方に付け、勢力を拡大するのは、中国古来からの戦術。漢楚の戦いに例えれば、橋したは当に楚の項羽。敵と見れば、有無を云わさず力ずくで叩きつぶす。「当に我が力山を抜き」だ。相手はその力に恐れ入ってひれ伏す。しかし、それは本心からではない。次第に人の心は離反し、気がついたときには「四面楚歌」。長江河畔でのどを突いて自決することになった。一方の劉邦は自分は何もしなかったが、張良・陳平といった人材を活用して遂に天下を平定したのである。彼がやったことと云えば、ひたすら頭をさげることだけだったろう。しかしこの手で敵を味方に付けていったのである。
 こうすれば、最大の抵抗勢力である交通局労組を味方に付けられる。そうすれば、後は懐にてを入れているだけで向こうからすり寄ってくる。そういう作戦を進言する者が、周辺にいないのだろうか?思うところ、橋したには人気目当ての取り巻きはいても、本当の意味での参謀がいないのではないか?堺屋など只の通産クズレのお祭り屋。複雑な作戦を組み立てられるだけの頭はない。他の中田だとか、経産くずれの元官僚など、どれも橋した人気を利用して国政進出を狙う、腹に一物野郎ばかり。大阪のことなど真剣に考えている者など、一人もいない。
 平松前市長は今がチャンスかもしれない。劉邦になった気で、如何に項羽が倒れたかを勉強すれば、再びチャンスが訪れるだろう。但し、アホな労働組合や商工会なんかには見切りをつけることが大事。
(12/03/09)

一昨日、京都府福知山市で「福知山維新の会」なる物が発足。福知山といえば丹波山中の一地方都市。もの凄く保守的な土地柄で、自民党の金城湯地。そんなところで都市型の維新が自発的に出来るわけがない。おそらく次の総選挙か市議選の票割りを巡って、自民党が分裂しただけの話しだろう。維新には常にこの手の胡散臭い話しがつきまとう。元祖「大阪維新の会」だって、選挙を巡っての自民党府議団の仲間割れが発端。それに橋したがつけ込んで、母屋を乗っただけだ。
(12/03/05)

 大阪市職員アンケート調査結果が、とうとう未開封のまま廃棄処分になりました。弁護士が何人もいて結局失敗。何のためにこんなことをやったのでしょうか?今、大阪市で揉めている事項に、選挙メール内部調査と、平松前市長推薦人リスト捏造疑惑があります。後者は職員労組が刑事告発を決めているので根拠はあるのでしょう。前者も、調査の結果何も出なかったら、市長当局としては大失態。野村はクビだ。
 前のアンケート調査といい、これらの騒動は橋した本人の発案なのか?しかし彼はそれほど頭は良くないので、背後に誰か仕掛け人がいるのではなかろうか?
(12/03/03)

 橋下政治塾は2000数100人を数グループに分けて教育。何をおしえるのかと見ると、街頭演説とかデイペート技術。まるっきりコンビニや居酒屋チェーンの店長講習の感。こんなのに金を払って行くアホの気が知れない。但し一人3万円の受講料だから合計で6700万円程度は入る。無論、これには税金がかかります。経費を1/3と見積もると、所得は約4500万円。所得税はおおよそ1520万円になります。誰が払うんでしょう?
 さて橋した政治塾の目標は、次の総選挙での候補者或いは刺客候補擁立である。衆院議員定数は450、内小選挙区は250。それに全部候補を立てると、供託金だけで7億5000万円が必要。仮に50人しか通らないとすると、戻し金は1億5000万円だから6億円がパー。一人当たり240万円の損失。誰がこれを負担するのか?立候補者自ら負担するなら構わないがね。そういうことも政治塾で教えておかなければならない。
(12/02/27)


大阪市で、今度は市特別参与の弁護士山形某の要求により、職員のメールサーバーを無断点検するという騒ぎ。実行はナニワのヒムラーこと野村修也弁護士。黒幕は維新と橋下だろう。果たしてこの行為違法か否か?行為そのものは違法とは云えないが、手続きは違法の可能性がある。昭和40年代、ある会社で終業後管理職が、一般社員の机やロッカーを点検するという事件があった。理由はどうもその会社で使い込みがあったらしい。そこで点検された社員がプライバシーの侵害だといって訴えた。裁判はもつれて最高裁まで行ったのだが、結局「机・ロッカーは会社が社員に対し貸与したものであり、その管理権は会社側にある」として会社勝訴という判例がある。これに照らせばメールサーバーも市が職員に貸与したものであり、管理権は市にあることになる。従って、サーバーの点検も問題はないことになる。
 しかし世の中そう簡単ではない。上に挙げた会社の例では、管理職が会社の職務命令または職権に基づいて点検を実施した。ところが、今回の例では、点検を要求したのも実行したのも、市「特別参与」という根拠不明の民間雇員である。彼等に市管理権を代行させることが出来るのか?民間人が任意に行政に介入出来るのか。今後訴訟になったとき、その点が争われることになるだろう。又、メールサーバー内データにも、例えば入札情報など市の行政機密に関するものが含まれている可能性もある。それを一民間雇員に過ぎない・・・つまり行政守秘義務を負わない・・・「特別参与」が自由に閲覧出来るというのは大問題だろう。従来、民間人が任意に行政に介入してきた例は腐るほどある。解同やヤクザの跳梁をみれば一目瞭然。特に、関西・大阪は多い。やっと減ってきたのだ。橋下はそれをまた復活するのか?下手すれば、将来大スキャンダルになりかねない。
(12/02/22)

 大阪市職員組合活動に関する職員アンケートを大阪市が凍結する事になりました。この件、後ろで橋下を唆す誰かがいると睨んでいましたが案の定、野村修也という弁護士がそれ。ところが、彼は毎日新聞の取材に「内容は全く問題ない」と回答。橋下も「問題はない」と述べる。両方とも問題ないと思うならやれば良いじゃないか?何故凍結したのでしょう。世間のほとぼりが冷めた頃に復活させる腹づもりか。さすが暴力団顧問弁護士を努めたことがあるだけ、考えがずるがしこい。
 しかしこの問題の本質はそんなことではない。何故橋下がかくも組合を敵対視するのか?それは彼の幼児体験にあるのではないか?つまり解同との確執である。現在の大阪市職員組合の最大派閥にして最強実力集団は環境局組合。そのバックに居るのが部落解放同盟。環境局組合幹部が解同大阪市支部の幹部を兼ねることも珍しくはない。そして、組合員の中にはヤクザ組織の構成員もいる。しかしこの連中は全組合員の中のほんの一握り。ところが歴代市幹部は、彼等の背後に居る(と勝手に想像した)組織を恐れて野放しにしてしまった。それが現在の大阪市行政の混乱を招いた一因である。既に利権集団と化した組合幹部に、何らかの手を打たねばならないのは当然かもしれないが橋下ー野村は、幹部と一般組合員をゴッチャにして、却って問題をこじらせ敵を増やしてしまった。そもそも、あのアンケート何が目的なのかさっぱり判らない。実際に実施すると1万人規模の集団訴訟になりかねない。又あの内容では、裁判で勝てる見込みは全くない。戦略もなく、今後の展望もなく只闇雲に復讐心にかられて始めたのだろうが、世間の風当たりがつよいと見るやたちまち引っ込めてしまった。やっぱり橋下グループは解同が怖い臆病な小心者集団か。
(12/02/18)

橋下維新が「船中八策」なるものを出しましたが、見るに耐えないしろもの。維新どころか、古くさいスローガンの焼き直し。要するに坂本竜馬のパクリだが、筆者自身竜馬をそれほど大した人物とは思っていない。所詮薩長に操られて小手先で動いただけの小物。それを大物にしたのは、司馬遼太郎とNHKの営業政策。橋下八策つまらん小手先の細工だけで、この国をどうするのかという中身が何もない。この点は小沢=民主マニフェストと同じ。只、スタンスが左から右に移っただけだ。しかし、そのスタンスも本物か?笑ってしまったのが、最後にTPP推進、日米同盟重視がくっついていること。これは財界・保守派へのヨイショ。おそらく堺屋の入れ知恵だろう。あちこちから確実に点数を稼ごうという算段が見え見え。  当に北野ー早稲田点取り虫人生の面目躍如。その証拠に消費税とか沖縄とか、マイナスポイントになることは無視している。これは受験のコツ。苦手な分野の問題はスルーして、得意分野だけで勝負するのが受験生のイロハ。
 本当に反骨なら、思い切ってTPP反対、日米安保条約破棄、自主防衛核武装ぐらいのことを云ってみれば、少しは見直してやってもよかったが、そういうヤバイテーマは素通り。要するに、橋下も維新も本当のところは自信もなく、周りの眼と点数だけを気にする臆病者集団なのだ。これは、現代の若者世代に共通する病理である。「弱い犬ほどよく吠える」の例え。
(12/02/11)

 本年度大阪府教員採用試験合格者2000数100人の内、採用辞退が200数10人に上っている。これは異常事態である。ところがこれを理解していないアホがマスコミに多い。採用試験合格者が全員教員になれると思っている。辞退者はそもそも教員適格者ではないのだ、などと見当違いなことを云う馬鹿が結構いるのだ。
 ところが実態は、教員採用者は試験合格者の1割ぐらい。つまり採用辞退者と同じオーダーだ。こんなことを繰り返していると、いずれ大阪府には教師が居なくなる。それでは困るというので、またまた制度改革。結局もとに戻るのだ。何処が維新かね。自分の頭を維新し直した方がマシだ。特に松井。河内ヤンキーのカラッポ頭だから無理だろうが。
(12/02/10)

今度は「日本創新党」なる政治団体が橋した維新と連携を宣言。さて「日本創新党」とはいかなる団体か?確か去る大阪府知事選で、こういう名前の団体が立候補していたように記憶している。主張は、大阪都ではなく、大阪分割だ。面白いから入れてやろうと思ったが、止めた。大阪分割を主張する団体が、大阪統合を主張する維新と連携など、悪い冗談以外の何者でもない。橋下が出てから、こういうまがい物が一杯出てくるようになった。

 京都で、維新抜きで現職市長が再選。「京都は大阪やありゃしまへんで」、というプライドか。河内やエタとは一緒になれんわなあ。維新にとってはショック。おそらく神戸も同じ。大阪と一緒にされたら、みなと神戸の沽券に拘わる。
(12/02/06)


橋下の陰の師匠にして、闇の操り人堺屋太一が大阪10大名物構想を発表、その中身と云えば。
 1、道頓堀をプールにする。
 2、15年頃に「大阪都発都記念大博覧会」をやる。
 3、御堂筋をデザインストリート化。
 4、1万haの映像「ヘクタールビジョン」をつくり、CMを流す。
 5、近鉄阿倍野タワーに驚愕展望台をつくる。
 6、大阪駅の大屋根の下に空中カフェを作る。
 7、大阪駅北ヤードに高層マンションと空中庭園
 8、北ヤードナレッジキャピタルを世界的名物になるよう改装
 9、咲州又は南港にエレクトロゲームセンターを作る。
 10、関空と舞州を一体開発。国際特区化
 私はこれを読んでいる内に頭が痛くなりました。私より10才以上も年寄りで、それなりに人生の経験もある人間が、かくも無責任で他人任せのことを云うとは信じられないのである。未だお祭り気分が抜けないらしい。一つ一つの問題点を指摘する気にはなれないが、ズバリ何も中身が無いことは顕か。文化のブの字もなく、全体を貫く思想もない。所詮、下町の個人企業主や中小企業経営者あたりが、居酒屋で呑みながらでっち上げた思いつきの類。長続きするものなど一つもない。全部が大阪のベース・・・つまりもの作り・・・を無視したイベントアイデアだということだ。
 そもそも堺屋太一という人物が世間で有名になったのは70年大阪万博。しかし、この成功は政府と大阪財界の全面支援があってのこと。みんな東京オリンピックの夢を見ていたのだ。この中で一番金を出したのは、今橋下が目の敵にしている、関西電力という地域独占会社。さて、彼は万博以後、大阪府・市の顧問を務め、様々なイベントをプロモートしてきた。一つは花博であり、大阪オリンピックである。しかしこれらはみんな失敗である。この名物構想は堺屋個人の「夢よもう一度」なのだ。
 しかし、年寄りの「夢よもう一度」でわらって済ます訳にも行かない。90年代、日本を騒がしたのは所謂金融犯罪。この主犯として挙げられた人物の共通点の一つに、世代の共通性がある。主犯の多くは当時60代末から70代。終戦の年には20代前後か半ば。その15年後に高度成長が始まる。その時、彼等は30代前半から半ば。サラリーマンとして一番油が乗り切っている時。元祖モーレツサラリーマンである。ところが突然のオイルショック。またまた、臥薪嘗胆の毎日。そして10数年後、彼等は会社内で実力会長やテンノーと呼ばれる地位まで上り詰めていた。云ってみれば何でも出来る立場だ。 これまた降って沸いたようなバブルの到来。「夢よもう一度」である。その結果がバブル崩壊後の金融犯罪と今に続く日本のデフレ。そしてもう一つの共通点に、彼等より1世代若い部長やら何とやらが、共犯者としてくっついていたことである。両者が共謀して日本経済を破壊していったのである。
 堺屋を「夢よもう一度老人」とすれば、橋下や維新は、その共犯者である部長や副社長の役割だろう。
(12/01/29)